クラシックロード(PS/1995)

クラシックロードは、同名や類似名の作品が多いですが、このページでは1995年にビクターエンタテインメント株式会社から発売された、プレイステーション用ソフトを紹介しています。
スーパーファミコン版の「クラシックロード」は同会社のシリーズ作品です。

クラシックロードシリーズは、ダービースタリオンやウイニングポストに比べて日陰も日陰。
人気シリーズのはるか彼方にある競馬シミュレーションゲームです。
しかしダビスタよりも現実味があるので、これがけっこう面白いです。
中盤以降は難しくなる反面、セオリーを覚えれば簡単に名馬主になれる爽快感もあります。

以下、このマイナー競馬シミュレーションゲームについて、攻略と遊び方を書いていきます。

ゲームシステム

クラシックロードでは、プレイヤーは50年のプレイ期間を与えられ、競走馬を生産し、様々なレースに挑みます。
そしてこの間に、様々な競走馬、種牡馬、繁殖牝馬の活躍と衰退をみることになります。
要するにウイニングポスト方式で、時間の概念があり、50年間、新たな馬達が登場します。
プレイヤーは牧場、あるいは市場で馬を入手し、育て、厩舎で馬を調教し、レースに出走させていく……
もちろん馬券を買うこともできますし、数十人もの騎手から鞍上を選ぶことも出来ます。

初期の段階では、ゲームの発売された1995年に活躍していた種牡馬、ノーザンテーストやサンデーサイレンス、トニービンの子供たちが競馬会を支配します。
しかし、ノーザンテーストはすぐにその座を明け渡し、サンデーサイレンスもやがてリーディングサイアーの座から去らざるを得なくなるでしょう。
やがて登場するのは、ゲーム中で活躍した次代の名馬たちです。
そのなかに、プレイヤーが生産した馬が含まれていれば言うことなしです。

攻略

クラシックロードには、ノンプレイヤーキャラクターを含む4人のプレイヤーで、東京優駿(日本ダービー)までの獲得賞金額を競う「優駿モード」と、 1億円の資金をもとにゲームを開始する「CRモード」があるのですが、優駿モードのほうが楽しい上に易しいのでふつうは「優駿モード」で始めましょう。
「優駿モード」では、過去の名牝たちを早い者順で競り落とし、自由に種付けすることができます。
パシフィカス×サンデーサイレンスとか、トウカイナチュラル×シンボリルドルフといった交配も自由です。
ただし、競争相手もいるので最高級牝馬のパシフィカスは真っ先にとられてしまうことが多いですけど。
ちなみに「CRモード」では、市場で3歳馬を購入することになりますが……「CRモード」の存在意義はなんなんでしょうね。

配合

インブリードやアウトブリード、ニックスといった血統理論は省略します。
ちなみに今作にニックスという概念はないようですから、単純にクロスが掛かるか掛からないかが勝負どころです。

とはいえ、インブリードが掛かれば「○○の奇跡の血量ですね。スピードをアップさせる効果があります。」というようなことを牧場のおっちゃんが教えてくれるので安心です。
ただ、当然ながらインブリードを掛ければ能力が上がるというわけではなく、当然、逆に働く場合もあります。
そのうえ、虚弱体質だったり脚元不安に悩まされたりもします。インブリードの馬は疲れやすいのが多いですしね。
というわけで、積極的にインブリードを掛けるのは、あまり血統が良くない馬の場合です。
父馬や母馬に能力がある場合にキツいインブリードを掛けるのはご法度です。もったいないです。
それに、インブリードを掛けて良い方向にはたらく可能性が50%もあるとは到底思えませんしね……。

そこで主体になるのがアウトブリードです。アウトブリードでは丈夫な馬が生まれやすい。無事是名馬。これに尽きます。
調教してると急に骨折したり(たまにあります)脚元に不安が出て検査したり(けっこうあります)フレグモーネや熱発して1週間休む(しょっちゅうです)などということが少ないのは、何よりも安心材料です。
ナンボ強い馬でも、故障ばかりしているとだんだんクセになってきて、能力も伸びないです。この辺シビアに効いています。

ただ、そんな強い味方のアウトブリードなんですが、問題があります。
それは親を超える産駒が出てこないということです。
メジロパーマーとかが父親だと、母親がそこそこでもなかなかオープンまでは勝てないですし、中堅種牡馬と中堅牝馬を配合しても、まあG3を勝つのが精一杯です。
そういうことなので、パシフィカスやベガといった名牝を、ブライアンズタイムやサンデーサイレンスと合わせてゲームを進めてみましょう。
おそらく最初の10年くらいは楽に進められると思います。

ところが、そのあとぱったりG1に勝てなくなってきます。
その頃にはパシフィカスの孫が走っているのですが、4歳のG2くらいまでは勝てても、G1ではボロボロになって帰ってきます。
そもそも新馬戦でつまづくことが増えてきます。3着とか、場合によっては期待の3歳馬が着外に沈んだりします。
この時点になると実はもう遅かったりします。自家生産馬の限界ですね。
こういうことを避けるためにも、常に外部――「市場」から新しい馬を取り込んでいきます。

市場

市場では種付権、1歳馬(8月~12月)、2歳馬、3歳馬(1月~7月)、繁殖牝馬、外国馬、地方馬が取引されます。
一ヶ月にいちどの周期で売っている馬が変わりますから、頻繁に見るようにしましょう。

ここで見るべきなのは、やはり値段が高い馬。条件戦を極めたいならともかく、安馬はやめましょう。
初期だと3歳馬で7000万円以上がオープン戦まで行けるような良血です。母親がけっこう有名な馬のはずです。
これでも当たり外れがありますが、G1にいくつも勝てる強い馬もけっこういます。
高い馬はどんどん買っていくのがいいと思います。自家生産のほうがかわいいですが、クラシックロードの市場の馬は当たりが多いです。
外部からの素質がある馬を繁殖に上げて、どんどん精鋭を残していけばレベルが上がっていきます。
これが自家生産に偏らないで50年間やっていくパターンでしょう。

とはいえ、高ければ良い馬とは限りません。
市場のおっちゃんが「脚元に不安がありますね」とか「ノドが鳴ります」とか言ったら、そういう馬は減点対象です。(それでも良い馬もいます)
また、インブリードが濃い馬も注意します。奇跡の血量も濃いと思ったほうがいいです。こういう馬はハズレも多いのです。
4×5とか5×5とかいう馬のほうが、大ハズレは少ないですし、当たりの馬も多い印象です。

年月が過ぎるにしたがって、市場で売られている馬の値段も高くなっていきます。
全体のレベルが上がっていっている証拠です。上で述べた7000万円以上という目安も変わっていきます。
1億円以上、1億2000万以上というふうに。
目だった価格の馬なら、2歳馬や当歳馬も買ってもいいですね。ただし見分けるのが難しいので、突出した馬に絞ったほうが良いと思います。

さらに高い馬となると、外国産馬がいます。
2億円ほどしますが、初期にはほぼ確実にG1クラスの強豪馬ぞろいです。
ただ、とくに牝馬は出走できるレースが極端に少ないのが難点です。G1に勝ってしまいますから、ハンデ戦の斤量も上がりますし。
また、年月が経つと外国産馬は実力的に怪しいです。だんだん勝てない馬が混じってくるのです。

この原因は、どうも種牡馬や繁殖牝馬として実力の足りない馬が、親になるケースが多いのです。
問題は血統図で、親の現役時代の実績が空欄になっている馬です。
これらは、安田記念やジャパンカップ、富士ステークスなどの外国交流競争に出走してくるものの、結局負けた馬です。
ところが設定上、自動的に賞金が1億円以上になっているので、繁殖入りしてしまいます。
結果、外国産馬の親として登場する時、能力的にはG1に勝てなかったにもかかわらず、値段だけは高くなってしまうようです。
親馬の実績がゼロの馬は、5年目くらいからチラホラ出てきますが、こういう馬は中盤以降はあまり走らないようですね。

調教

クラシックロードの調教はウッドが基本です。
しかし坂路が意外といい味出しています。能力値が上がりやすいうえに、馬場はウッドなので脚元にもやさしいのです。
最近では画期的な調教法として、メニューのほとんどが坂路なんていう馬もいますし。
唯一の欠点は疲れが溜まりやすいことです。ただし、これはアウトブリード馬の使用である程度対処できます。
ダートや本馬場も使ってみたくなりますが、怪我をしやすいらしいので実験してみたい方のみどうぞ。
プールは調子が上がりにくいので使い道が分かりません。脚元が弱い馬に使ってみるくらいでしょう。

ゲートが苦手な馬は少なくとも「ゲートを嫌がることがある」くらいには直してやらないと、しょっちゅう出遅れます。
それでも勝てるような馬もいますが、ゲートが悪いと逃げや先行は難しいでしょうし。

腰の甘さも影響してきますが、坂路調教でもなかなか直りにくい場合もあります。
レースに出していると自然に直るような感じですから、気長につきあっていくしかないでしょう。
腰が甘いことは、ゲートよりはまだマシのようです。

追い切り

レース前の追い切りは、馬齢や状態によって減る量も違いますから、感覚で覚えたほうがいいです。
とりあえずウッド以外は使わなくて良いと思います。追い切り後に骨折することもありますから。

出走

クラシックロードでは予定さえ立てておけば出走登録は確実に行うから大丈夫です。
条件戦で負けてもオープン戦で上位に食い込むことも多いので、格上挑戦もする価値があります。
全体的に、新馬戦は負けやすく、逆に牝馬限定戦はかなり上位が手薄です。

特に悲惨なのは3歳G1の阪神牝馬ステークスで、出走馬5頭未満の「競走不成立」も起こります。
できれば自分の3歳牝馬をかき集めて競走成立させれば、絶対に5着以内に入れます。

裏を返せばクラシックロードは牝馬が圧倒的に不利です。
3歳と4歳のころは牝馬限定戦に出ていればいいんですが、古馬になると牡馬が出るレースではほとんど勝てません。
素質がある馬だと勝てますが、それでも重賞に勝つのはかなり難しいです。
晩成の牝馬ともなればほとんど望みがありません。エリザベス女王杯が牝馬三冠の時代なので厳しいですね。

引退

現役時代に好成績を収めると繁殖牝馬、または種牡馬への道があります。
繁殖牝馬として買い手が付いたり、シンジケートが組まれたりしますが、だいたい現役時代の成績に比例します。
ただし、その馬の潜在的な能力も評価されています。

クラシックロードでも種牡馬の生き残りは厳しいです。
G1をひとつふたつ勝った馬でも、ほとんどは産駒数頭のサイアーランキング下位。能力が無いとシビアです。
しかし、ありがたいことにゲームなので、こういった馬は脇へ置いといて、より洗練された馬を残すことに集中できます。

大種牡馬を目指すなら、初期でも種付け料1000万円は超えてほしいところで、高ければ高いほど良いです。
こういった馬は良血で、重賞を勝つような子供を輩出します。
クラシックロードではG1を勝つと評価が上がっていくので、とにかく初期から注目される馬でないと生き残りません。
やはりマイナー種牡馬が大化けすることは、めったに無いです。

ただ、それでもごく稀に、コンピュータが作ったミホシンザンやスーパークリークの子どもがG1を勝っているとうれしいもんです。
やっぱり史実では廃れてしまったマイナー系統から名馬が出てくるのは感慨深いです。
でもこれは自分の牧場ではほぼ不可能です。優駿モードで、狙ってつくった馬が大当たりするのを祈るくらいしかないと思います。
上記のミホシンザンの子どもは次の代には消滅してしまいましたし、マイナー系統が絶対に繁栄しないのがクラシックロードの難点かもしれません。

繁殖

ここまで書いてきたとおり、まず親馬が優秀でないと産駒はまず走りません。
三冠馬くらいでも種牡馬として成功するかは分からないのがサラブレッドの世界です。
親が名馬でも名種牡馬になるのが非常に難しいのは、現実の競馬でも一緒です。
オグリキャップは重賞馬を出すこともかなわず、トウカイテイオーやメジロマックイーンの子供がようやくG1に手が届くかという程度です。
逆に、サクラユタカオーは勲章こそ秋の天皇賞ひとつでしたが、種牡馬としては大成し、父内国産馬としては珍しく、孫の代まで直系が続いています。

このような傾向はクラシックロードでもある程度再現されていて、年度代表馬になるような名馬よりも、G1一勝程度のほうが種牡馬としては優秀だったりします。
種牡馬としての実力は、基本的に種付け料や種付権の価格で判断できるので、なるべく高級な馬だけを残しましょう。
自家生産馬にこだわりたくなりますが、クラシックロードでは滅多に大爆発が起こりません。
メジロアサマ~メジロティターン~メジロマックイーン~ホクトスルタンのような夢の血統も作ってみたいものですが。

機能

宝塚記念や有馬記念にはファン投票が行われ、アーニングインデックスや賞金ランキングも随時閲覧できます。
あとは血統図をダーレイアラビアン、ゴドルフィンアラビアン、バイアリータークまで遡ることができるのは熱いです。
また、牝馬のインブリードも一応設定されているのも、ダビスタなどよりも優秀な点ですね。

総評

シブイので万人向けとはいえませんが、じゅうぶん良いゲームですよクラシックロード。
これが超マイナーなのが信じられないぐらい、必要充分の機能、画像。
そこら辺に転がっているへっぽこゲームよりよほど優秀です。

しかしまあ、単調ですし、面白いイベントがあるわけでも、魅力的なキャラクターがいるわけでもないので、人気がないのは当然です。
とはいえやってみればハマりますから、ダビスタでは物足りないという方はどうぞ。
続編のクラシックロード2よりも軽快なので、さくさく遊べます。(了)

2009年3月22日

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